35歳転職限界説は本当?

転職

巷でまことしやかに囁かれている35歳転職限界説。
35歳を過ぎると中途採用してくれない、これは本当なのでしょうか。
転職市場において40代前後のミドルエイジ世代はもう伸びしろがない為不要、と判断されてしまうのでしょうか。
直近2023年に転職活動を行った自分自身の体験を基に35歳転職限界説の真偽を明らかにしたいと思います。

35歳転職限界説を破り転職に成功!

結論から申し上げますと、35歳転職限界説は既に崩壊しています。
転職時に年齢でキャップを課されてしまうという時代は過去のものとなりつつあります。
私は現在42歳、妻子もある身ですが、このコロナ禍の中転職活動し、
晴れて2023年4月から転職先の企業で働き始めることとなりました。
35歳転職限界説は突破することができる!ということを、
私自身が身をもって証明することができました。

35歳転職限界説が崩壊しつつある理由

自分自身の転職活動の経験から35歳転職限界説が崩壊しつつある理由は以下と考えています。

転職市場の動向

直近の転職市場の動向を示すデータとして以下が参考になります。

『リクルートエージェント』利用企業11,749社 中途採用の充足状況および採用計画
21年度下半期 採用充足企業は19.2%(未充足80.8%)
22年度の中途採用「増やす」は25.1%、中途入社者の賃金等を「増やす」は15.0%

出典:リクルートエージェント 2021年度下半期(2021年10月~2022年3月)中途採用動向調査


上記の調査から、企業は募集している中途採用人材を思うように採用できず需要が供給を上回っている状態。
もはや年齢でキャップを設けられる程市場に供給される人材がいない。
転職市場自体は比較的活況と見ることができます。
転職活動を始めるには良い時期だと思います。

DX化推進による事業変革の必要性

コロナ禍が後押しする形でDX化が半ば強制的に推進され、ビジネス環境の変化のスピードが一層加速しました。
ビジネスモデルの変革に取り組む企業がこれに関連する職種の採用を積極化しています。
これは私が実際に転職サービスに登録し、これらのポジションの募集の多さに驚いたという実体験に基づいています。
特にDX化をサポートするIT関連の人材は転職市場全体の中でも特に売り手市場になっています。

転職者の意識の変化

最近労働市場の流動化というキーワードをよく聞くようになりました。
労働者の解雇規制を緩めるべき、ジョブ型雇用を推進するべき等という議論です。
終身雇用にも見直しの目が向けられる中、入社した企業に定年まで勤めあげるという意識が薄れていき
従来からの働き方『就社』、から本当の意味での『就職』へと労働者側の意識も少しずつ変わり始めていると思います。
また、このコロナ禍で在宅期間が長くなり、それが自身のキャリアを見直し内省する良い機会になったという方もいると思います。
私もその一人です。

まとめ

以下の3点から35歳転職限界説はもはや崩壊しているといって差し支えないかと思います。

  1. 転職市場の需給関係による雇用側の年齢キャップ意識の希薄化
  2. 外的要因によって企業に進化圧が掛かり、雇用が拡大している領域がある
  3. 労働者側の意識の変化

今の職場には何となくミスマッチを感じているものの、35歳を過ぎてしまったから・・・
と思っていらっしゃる方、年齢で諦めるのはもったいないです。
転職活動をしても必ずしも転職する必要はなく、自分の人材として市場価値を知るという意味でも良い機会になります。
内定をもらっても辞退をするというケースもあり得ます。
転職活動には良いタイミングだと思いますので、是非チャレンジしてみてくださいね!

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